日本のヒップホップシーンで異彩を放つ「なめだるま(舐達麻)」について、最近「なめだるま(舐達麻)は消えた?」という声が聞かれます。
この記事では、なめだるま(舐達麻)のプロフィールやこれまでの活動内容、そして一体何をやらかしたのかといった過去の出来事にも触れながら、なぜ消えたと言われる理由が生まれたのかを解説します。
さらに、SNSなどから見える現在の様子についても詳しく掘り下げ、彼らの今に迫ります。
【この記事の内容】
・メンバーの逮捕歴や過去の衝撃的な事件の詳細
・現在の舐達麻の活動状況とSNSでの様子
・今後の活動に関する最新の情報
なめだるま(舐達麻)が消えたと噂される背景と経歴

これまでの主な活動内容と代表曲
過去に一体何をやらかした?
メンバーの逮捕歴と死亡事件の概要
元メンバーの脱退と行方不明について
なめだるま(舐達麻)のプロフィールとメンバー構成
なめだるま(舐達麻)は、埼玉県熊谷市を拠点に活動するヒップホップクルーです。
彼らは地元の仲間たちで構成されるクルー「APHRODITE GANG(アフロディーテギャング)」の中核を担う存在でもあります。
グループ名は、命名を考えていた際にメンバーが偶然手に取った雑誌『実話ナックルズ』に登場するライター、「舐めダルマ親方」からインスピレーションを得て付けられたという経緯があります。
その音楽性は、心地よいチルなビートの上で、メンバーそれぞれが経験してきた壮絶な実体験を基にした、退廃的でありながらも文学性の高いリリックをラップするスタイルが最大の特徴です。
現在の主要メンバーは、以下の個性豊かな3名で構成されています。
| MCネーム | 本名 | 生年月日 | 出身地 | 役割・特徴 |
|---|---|---|---|---|
| 賽 a.k.a. BADSAIKUSH (バダサイクッシュ) | 細谷 雄太 | 1990年3月29日 | 埼玉県深谷市 | 実質的なリーダー。楽曲の方向性を決定し、緊張感のある独特のフローが特徴。自身の運命は自分で決めるとの思いから「賽」を名乗っていた。 |
| G-PLANTS (ジープランツ) | 本多 勇翔 | 1988年1月30日 | 埼玉県熊谷市 | 安定感のあるオーソドックスなフローが持ち味。MCネームはGangstaの「G」と植物の「Plant」を組み合わせたもの。メンバーからは「本ちゃん」の愛称で呼ばれる。 |
| DELTA9KID (デルタナインキッド) | 広井 大輔 | 1989年 | 埼玉県深谷市 | 華やかで軽やかなフローと叙情的なリリックが特徴。MCネームは大麻の主成分に由来。BADSAIKUSHとは幼馴染の関係。 |
各メンバーが非常に個性的でありながら、三者三様の声とフローがマイクリレー形式で展開されることで、絶妙なバランスと化学反応を生み出しています。
これが、舐達麻の音楽が持つ大きな魅力の一つと言えるでしょう。
これまでの主な活動内容と代表曲
舐達麻は、2015年に1stアルバム『NORTHERNBLUE 1.0.4.』を発表し、アンダーグラウンドシーンでその名を着実に広めていきました。
そして、彼らの評価と知名度を決定的なものにしたのが、2019年8月31日にリリースされた2ndアルバム『GODBREATH BUDDHACESS』です。
このアルバムはiTunesのHIPHOPカテゴリで1位を獲得し、多くの音楽メディアやリスナーから年間ベストアルバムの一つとして選出されるなど、日本語ラップシーンを代表する名盤として高く評価されています。
この成功の裏には、ほとんどの楽曲を手掛けるビートメイカー、GREEN ASSASSIN DOLLARの存在が欠かせません。
彼の作り出す心地よさと切なさが同居する上質なビートと、メンバーのリアルなリリックが見事に融合し、唯一無二の世界観を構築しているのです。
音楽ナタリーのインタビューでBADSAIKUSHが語るように、彼らは音楽に対して非常にストイックな姿勢で臨んでいます。(参照:音楽ナタリー「舐達麻インタビュー」)
舐達麻の代表曲
BUDS MONTAGE: 独特の浮遊感と中毒性のあるフックが多くのファンを魅了した、彼らの代表曲の一つ。
100MILLIONS (REMIX): 彼らの生き様や哲学をストレートに表現したリリックが強烈なインパクトを与える楽曲。
FLOATIN’: 亡くなった仲間へ捧げられたとも言われる、グループの歴史を語る上で欠かせないエモーショナルな一曲。
LifeStash: 「たかだか大麻 ガタガタぬかすな」というパンチラインが大きな話題を呼んだ楽曲。
これらの楽曲は、単なるアウトローの武勇伝ではなく、聴く者の心に深く響く詩情やリアリティを伴っており、専門家からもその文学性が高く評価されています。
過去に一体何をやらかした?
舐達麻の音楽に深みを与えているのは、彼らが実際に歩んできた壮絶な人生経験です。
その経歴は時にゴシップとして消費されることも少なくありませんが、リリックの根幹を成す重要な要素となっています。
特にリーダーのBADSAIKUSHは、過去の衝撃的な経験をインタビューなどで包み隠さず公言しています。
メンバーの逮捕歴と死亡事件の概要
舐達麻の歴史は、法との抵触と常に隣り合わせでした。
デビュー後もメンバーは複数回にわたり逮捕されており、その活動に大きな影響を及ぼしてきました。
2009年:金庫破りと悲劇的な事故
最も深刻な事件は、舐達麻の前身グループ「49」の時代に起きました。
2009年6月3日、当時10代だったBADSAIKUSH、DELTA9KID、そしてメンバーの104(トシ)の3名は金庫破りを決行。
しかし、警察に発見されカーチェイスの末、運転していた車が時速140kmでコンクリート壁に激突するという凄惨な交通事故を起こしました。
この事故により、後部座席にいた104さんが全身を強く打ち死亡。
当時19歳だったBADSAIKUSHは現行犯逮捕され1年間少年院へ、運転していたDELTA9KIDは後日自首し、自動車運転過失致死傷などの罪で4年間の実刑判決を受け少年刑務所に収監されることになりました。
この事件は、残されたメンバーの心に深い傷を残し、その後の音楽性に計り知れない影響を与えています。
2018年以降:度重なる大麻取締法違反での逮捕
グループがアンダーグラウンドで注目を集め始めた後も、メンバーの逮捕は続いています。
| 年月 | 逮捕されたメンバー | 容疑 | 備考 |
|---|---|---|---|
| 2018年 | BADSAIKUSH, DELTA9KID, D BUBBLES | 大麻取締法違反(所持) | この事件でD BUBBLESのみが実刑判決を受けた。 |
| 2021年4月 | G-PLANTS, DELTA9KID | 大麻取締法違反(所持) | 警視庁組織犯罪対策5課による逮捕と報じられた。(参照:産経新聞) |
| 2022年10月 | BADSAIKUSH, G-PLANTS | 大麻取締法違反(所持) | 静岡県警に現行犯逮捕されたが、後に不起訴処分となった。 |
このように、メンバーの逮捕が活動の節目でたびたび報じられ、ファンをやきもきさせると同時に、彼らの活動が常に順風満帆ではなかったことを物語っています。
元メンバーの脱退と行方不明について
現在の3人体制が確立される以前、舐達麻にはグループの物語を語る上で欠かすことのできない、2人の重要な元メンバーが存在しました。
元メンバー・104(トシ)
一人は、前述の交通事故で18歳という若さでこの世を去った104(トシ)さんです。
彼はグループ「49」の最年少メンバーでありながら、そのラップスキルは随一だったと言われています。
彼の死はメンバーに大きな衝撃を与え、1stアルバムのタイトル『NORTHERNBLUE 1.0.4.』の数字「1.0.4.」は、彼の名前(トシ)に由来し、追悼の意が込められています。
代表曲「FLOATIN’」も彼に捧げられた楽曲として知られています。
元メンバー・D BUBBLES(ディーバブルズ)
もう一人は、初期メンバーであるD BUBBLES(ディーバブルズ)さんです。彼は2018年に他のメンバーと共に大麻取締法違反で逮捕された際、唯一実刑判決を受けて刑務所に収監されました。
しかし、出所後、彼の行方は分からなくなっており、現在に至るまでグループとは合流していません。事実上の脱退状態となっています。
メンバーは今でもD BUBBLESさんの帰りを待っていることを公言しており、彼に向けた楽曲「LOST BUBBLERS」を制作するなど、その深い絆がうかがえます。彼の不在もまた、グループの歴史における一つの大きな出来事です。
なめだるま(舐達麻)は本当に消えたのか?現在の活動

新曲リリースが途絶えた時期があった
ライブ活動の休止も影響か
SNS等で見る現在の様子
2023年のイベントで活動再開
なぜ消えたと言われる理由になったのか
結論から言うと、舐達麻が「消えた」と言われるようになった最大の理由は、ブレイク後のファンの高い期待感の中で、音楽活動が目に見えて停滞した時期があったためです。
具体的には、新曲のリリースが長期間途絶え、メディア露出やライブへの出演もほぼなくなったことが、噂が広まる大きな要因となりました。
もちろん、その背景にはメンバーの相次ぐ逮捕という直接的な原因が大きく影響しています。
ファンが彼らの新しい音楽に触れたり、熱量の高いパフォーマンスを直接見たりする機会が激減したことで、「もう活動を続けるのは難しいのではないか」「このまま消えてしまうのでは?」という不安や憶測がインターネット上を中心に広がったと考えられます。
新曲リリースが途絶えた時期があった
舐達麻の活動停滞を象徴するのが、楽曲リリースのブランク期間です。
彼らは、2020年7月30日に代表曲の一つである「BUDS MONTAGE」のミュージックビデオを公開して以降、しばらくグループとしての新曲リリースがありませんでした。
次に待望の新曲「ALL DAY」がリリースされたのは2023年1月16日のことであり、実に2年半近くもの長いブランク期間が存在します。
この間、2021年と2022年にメンバーが立て続けに逮捕されるという深刻な事態が発生しました。
楽曲制作の舵を取り、ビート選びなどを担う中心人物のBADSAIKUSHも逮捕されており、こうした状況が創作活動に直接的な影響を与え、リリースの長期停止につながったことは想像に難くありません。
ライブ活動の休止も影響か
新曲のリリース停止と並行して、彼らの真骨頂ともいえるライブ活動も完全に休止状態にありました。
特に2021年4月にメンバー2名が逮捕されて以降、グループとしての表立った活動はほとんど見られなくなりました。
これには、同時期に世界的に猛威を振るった新型コロナウイルスの影響で、音楽業界全体がライブ開催を自粛していた背景もあったと考えられます。
しかし、他のアーティストがオンラインライブなどで活動を続ける中、メンバーが揃わない状況ではライブ活動そのものが困難だったでしょう。
ファンにとってライブは、アーティストの存在と熱量を最も強く感じられる貴重な場所です。
その機会が長期間にわたって失われたこともまた、「舐達麻は消えた」という印象を世間に与える一因となったのです。
SNS等で見る現在の様子
一方で、グループとしての音楽活動が停滞していた期間も、メンバー個人のSNSでの発信は断続的ながら続いていました。
特に実質的リーダーであるBADSAIKUSHは、自身のInstagramを比較的頻繁に更新しており、ファンはそこから彼の近況を知ることができました。
彼の投稿では、スタジオでの音楽制作の様子や、仲間たちとの日常、そしてプライベートな一面を垣間見ることができます。
彼は大の猫好きとしても知られており、コラットとベンガルという2匹の愛猫との写真や動画をアップすることも少なくありません。
また、2021年頃にはお子さんが誕生したことも示唆されており、彼のライフステージに大きな変化があったことも伺えます。
このように、グループとしての活動は見えにくくても、メンバーが完全に社会から姿を消していたわけではないのです。
ファンにとっては、SNSが彼らの生存確認をするための数少ない貴重な手段となっていた、と言えるかもしれませんね。
2023年のイベントで活動再開
「このまま消えてしまうのでは」というファンの不安が最高潮に達していた中、
2023年に入り、待望のニュースが飛び込んできました。それが、同年夏に開催された音楽イベント「COLORS 2023」へのヘッドライナーとしての出演です。
これは、舐達麻にとって約3年ぶりとなる観客を前にした本格的なライブ出演であり、彼らの完全復活と活動再開をシーン内外に強く印象付ける歴史的な出来事となりました。
このライブ出演を機に、彼らが再びシーンの最前線に戻ってきたことを多くのファンが実感し、歓喜しました。
この復活ライブは、長期間の沈黙を破る力強い狼煙(のろし)となり、「舐達麻は消えた」という根強い噂を払拭する、何よりの証明となったのです。
その後、2023年12月には新曲「FEEL OR BEEF BADPOP IS DEAD」をリリースするなど、再び精力的な活動を見せ始めています。
まとめ:なめだるま(舐達麻)が消えたかは、いまだ分かっていない

この記事のまとめになります。
・この期間は新曲リリースが途絶えライブ活動も完全に休止していた
・メンバーの相次ぐ逮捕が活動停滞の直接的な原因と考えられる
埼玉を拠点に活動する3人組のヒップホップクルー、舐達麻(なめだるま)。
その音楽性は、メンバーの実体験に根差した文学性の高いリリックで知られています。
彼らの道のりは決して平坦なものではなく、過去には金庫破り事件を起こし、その際にメンバーの1人が命を落とすという悲劇を経験しました。
さらに、メンバーは複数回にわたり大麻取締法違反で逮捕されており、その都度、活動に大きな影響が出ています。
また、かつて在籍していた元メンバーの一人は、逮捕・服役後に現在も行方不明のままです。
度重なる困難により活動休止期間がありましたが、その間もメンバー個人のSNSでの発信は断続的に続いていました。
そして2023年夏の音楽イベントへの出演を機に、本格的に活動を再開。その後は新曲のリリースも行うなど、その存在感を示しています。
これらの事実から、舐達麻が完全にヒップホップシーンから消えたわけではないと結論付けられます。
しかし、これまでの経緯を鑑みると、今後の活動ペースが安定的であるかは予測が難しく、「彼らは消えたか」という過去形の問いに対して、一言で明確な答えを出すのは難しい側面もあると言えるでしょう。