ジャルジャルが嫌われる理由と唯一無二の魅力について

ジャルジャルが嫌われる理由と唯一無二の魅力について

ジャルジャルが嫌われる理由と唯一無二の魅力について

お笑いコンビ、ジャルジャル。その独創的なコントで高い評価を得る一方で、「ジャルジャルが嫌われる理由は何だろう?」と感じる方もいるかもしれません。

彼らのシュールな芸風は、アンチが多いのは本当なのか、またジャルジャルはトークが苦手なのかといった疑問を生むことがあります。

しかし、彼らが唯一のお笑いコンビと称され、多くのファンから支持される理由も確かに存在します。

この記事では、ジャルジャルを嫌いな人の特徴や、彼らの人気の秘密を深く掘り下げ、なぜ彼らが現代のお笑い界で特別な存在なのかを解き明かしていきます。

 

・ジャルジャルが一部で「嫌われる」と言われる具体的な理由

・ジャルジャルファンが熱狂的に支持する独自の魅力の源泉


・テレビからYouTubeへと主戦場を移し成功した戦略


・好き嫌いを超えて評価される、ジャルジャルの唯一無二の価値

 

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ジャルジャルが嫌われる理由と視聴者の本音

ジャルジャルが嫌われる理由と視聴者の本音

ジャルジャルが嫌われる理由とは
ジャルジャルを嫌いな人の特徴
ジャルジャルはトークが苦手?
アンチが多いのは本当?
人気の秘密

ジャルジャルが嫌われる理由とは

ジャルジャルが一部の視聴者から「面白くない」あるいは「嫌い」と評される背景には、主に3つの要因が複雑に絡み合っていると考えられます。

① 独特すぎるネタのスタイル

② 理解されにくいパーソナリティとイメージ戦略


③ 過去の炎上事件による固定観念

これらの要素が、彼らの笑いを唯一無二のものにしていると同時に、一部の層からは受け入れられにくい壁を築く原因にもなっています。

① 独特すぎるネタのスタイル

第一に、彼らのコントの根幹をなす独特のスタイルが挙げられます。

ジャルジャルのネタはしばしば「シュール」と形容されますが、その本質は「一つの設定やフレーズの徹底的な反復と増幅」にあります。

 

例えば、ある奇妙なルールや言葉遊びを提示し、物語を進めるのではなく、そのルール内で延々とやり取りを繰り返していく構成が特徴です。

この手法は、ハマる人にとっては予測不能な展開とリズム感が中毒的な面白さを生み出しますが、一方で、一般的な起承転結のあるストーリーや分かりやすいボケとツッコミを期待する視聴者には、「単調でしつこい」「何が面白いのか理解できない」と映ってしまうことがあります。

② 理解されにくいパーソナリティとイメージ戦略

次に、デビュー当時に定着した「人間味がない」「とがっている」というパブリックイメージも、好みを分ける大きな要因となりました。

彼ら自身が「芸人向きの人間ではない」と語るように、テレビのバラエティ番組で求められる、いわゆる「芸人らしい立ち振る舞い」が得意ではありませんでした。

また、若手時代にはインタビューで意図的に嘘をつくという行動を繰り返していました。

これは本人たちなりのサービス精神の表れでしたが、結果として「斜に構えている」「本心が分からない」といったミステリアスで近寄りがたい印象を強め、視聴者との間に心理的な距離を生んでしまったのです。

親しみやすさや共感を芸人に求める層にとっては、このスタイルが敬遠される一因となったことは想像に難くありません。

③ 過去の炎上事件による固定観念

そして最後に、決定的な出来事として2011年のテレビ番組内での演出が「いじめに見える」として炎上した過去が挙げられます。

この一件は、番組全体の演出の問題でありながら、彼らの「とがっている」という既存のイメージと結びつき、否定的な評価を決定づけることになりました。

一度ついてしまったネガティブなレッテルは、その後何年にもわたって彼らの活動に影響を及ぼし、彼らのネタを見る際の先入観となってしまいました。

このように、彼らの意図とは異なる形で広がったイメージが、長期にわたってアンチを生む土壌を作ったと言えるでしょう。

ジャルジャルはトークが苦手?

「ジャルジャルはトークが苦手なのではないか」という疑問は、彼らがテレビの世界で歩んできた道のりと深く関連しています。

この問いに対する答えは単純なものではなく、彼らの芸人としての本質や、笑いに対する哲学を理解することで、その真相が見えてきます。

結論から言えば、ジャルジャルは一般的な「トーク」が苦手というよりも、テレビバラエティで求められる特定のフォーマットに適応することを選ばなかった、と言う方がより正確でしょう。

テレビバラエティの「お約束」との距離感

まず、彼ら自身が過去のインタビューで「芸人向きの人間じゃない」「バラエティ向きじゃない」と繰り返し公言している事実は見逃せません。

多くの芸人がひな壇に並び、他の出演者と即興でパスを交換しながら笑いを生み出していく、いわゆる「バラエティ対応力」がテレビでは重視されます。

しかし、ジャルジャルの笑いの本質は、そのような偶発的なやり取りの中にあるのではなく、二人だけでゼロから緻密に構築された非現実的な世界観の中に存在します。

このため、現在のテレビバラエティの主流である、個人のキャラクター性やエピソードトークに依存した形式の中では、彼らの非凡なセンスが埋没しやすかったのです。

ジャルジャルのとあるエピソード
キャリア初期のロケ中、後藤さんの肩に鳩のフンが落ちるという、芸人にとっては絶好の「おいしい」ハプニングが起きました。
しかし、後藤さんはカメラにアピールすることなく小声で「最悪や……」と呟き、福徳さんも「かわいそうに」と同情するだけだったと言います。
一般的な芸人であれば、これをきっかけに大きな笑いを生み出そうとするところですが、彼らは素の反応しかできませんでした。
これは、ジャルジャルがテレビの「お約束」やセオリーよりも、自分たちの内なる感性を優先する性格が分かる一面です。

独創性の源泉となった「空白」

このような独特の感性が形成された背景には、学生時代にラグビーなどの部活動に熱中し、同世代の芸人のようにお笑い番組を熱心に見てこなかったという経験があります。

多くの芸人が幼少期から共有してきた「お笑いの共通言語」や特定の番組の「お約束」といった土壌を持たないまま、この世界に足を踏み入れました。

この「空白」は、テレビバラエティへの適応という面では弱点となったかもしれません。

しかし、見方を変えれば、既存のフォーマットに染まらなかったからこそ、他の誰の模倣でもない、完全にオリジナルの笑いを生み出すことができたとも考えられます。

彼らは他の芸人の成功法則をなぞるのではなく、自分たちが面白いと信じるものをゼロから創造する道を選んだのです。

「トーク」ではなく「コント」への選択と集中

以上の点を踏まえると、「トークが苦手」という評価は、テレビバラエティという特定の物差しでジャルジャルを測った場合の一側面に過ぎないことが分かります。

ジャルジャルは即興のトークスキルを磨く道ではなく、自分たちの真価が最も発揮される「コント」というフィールドを極めることに、意識的にリソースを集中させてきました。

ジャルジャルの能力は、台本のないフリートークの場で発揮されるものではなく、二人だけで練り上げられ、完璧に計算・構築されたネタの世界観の中でこそ最大限に輝きます。

近年、YouTubeというプラットフォームで彼らが絶大な支持を得ているのは、テレビの尺や制約にとらわれず、自分たちの表現を純粋な形で発表できるようになったからです。

つまり、彼らは苦手なことから逃げたのではなく、自らの才能が最も活きる場所を自ら選び取り、そこで結果を出した「コント職人」なのです。

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アンチが多いのは本当?

ジャルジャルに「アンチが多い」というイメージは、特に2010年代前半に強く持たれていました。

2011年の「FNS27時間テレビ」での出来事
番組内の企画で、ナインティナインの岡村隆史さんにボールをぶつけ続ける演出が「集団いじめに見える」とネット上で激しい批判を浴び、大炎上しました。
この出来事は、ジャルジャルに「尖っている」「空気が読めない」といったパブリックイメージを植え付け、長期にわたるアンチの存在を生み出すことになりました。

また、ジャルジャルのシュールで難解とも取れる芸風が、一部のお笑いファンから理解されず、批判の対象になることもありました。

デビュー当初から実力は高く評価されていたものの、その独自性が逆に反発を招くことも少なくなかったのです。

 

しかし、近年はその状況が大きく変化しています。

特に2017年の『M-1グランプリ』決勝で見せた福徳さんの涙は、「人間味があった」と大きな話題を呼び、彼らに対する世間の見方を変えるきっかけとなりました。

長年スタイルを貫き通す姿勢が再評価され、かつてのアンチがファンに転じるという現象も起きています。

人気の秘密

ジャルジャルの人気の根源は、何よりもその圧倒的な「ネタの面白さ」と「独創性」にあります。

ジャルジャルは流行りのギャグやキャラクターに頼ることなく、純粋なコントのアイデアと構成力で勝負し続けてきました。

一つの設定をとことん突き詰めるミニマルなスタイルのネタや、予想を裏切る展開のコントは、他の誰にも真似できない唯一無二の世界観を構築しています。

年間300本ものネタを二人だけで作り上げるという、驚異的な創作意欲と生産性も彼らの大きな武器です。

この膨大なネタのストックが、後述するYouTubeでの大躍進を支える基盤となりました。

さらに、ジャルジャルが高校の同級生であり、今もなお「修学旅行の夜のテンション」や「秘密基地のノリ」でネタ作りを楽しんでいるという関係性も、ファンを惹きつける魅力の一つです。

自分たちが心から面白いと思うことを追求し続ける純粋な姿勢が、コントの端々から伝わってくることも、彼らが長く支持される理由の一つでしょう。

 

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なぜジャルジャルは嫌われる理由を超えて支持されるのか

なぜジャルジャルは嫌われる理由を超えて支持されるのか

唯一無二のお笑いコンビ
支持される理由
Youtubeでの大躍進
Youtubeの収益
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唯一無二のお笑いコンビ

石丸伸二が嫌われる理由は?支持と批判から多角的に考察

ジャルジャルが現代のお笑い界で「唯一無二」と評される理由は、彼らが既存の成功法則や芸人のキャリアパスから逸脱し、独自の哲学とルールで活動を続ける、まるで「独立国家」のような存在だからです。

ジャルジャルの3つの特異性
①笑いのルーツ
②創作のプロセス
③芸人としての在り方

①笑いのルーツ:お笑いの系譜に属さない「突然変異」

まず、ジャルジャルの笑いのルーツが極めて特異な点にあります。

1980年代以降の日本のお笑い界は、ダウンタウンが築き上げた革新的なスタイルから多大な影響を受けてきました。

しかし、ジャルジャルは、その影響圏外で育ったと公言する数少ないコンビです。

学生時代にお笑い番組に深く傾倒することなくキャリアをスタートさせたため、無意識のうちに既存のフォーマットや「お約束」をなぞることから解放されていました。

このことは、ジャルジャルが全く新しい発想で笑いを構築する土壌となりました。

結果として生まれたジャルジャルのコントは、既存のどのコンビとも違う異質性と独創性を放っています。興味深いのは、ダウンタウンの松本人志氏自身が、過去のM-1グランプリで彼らのネタを「一番おもろかった」と高く評価した事実です。

これは、ジャルジャルの独自性が、お笑いの本流を築いた人物から見ても本質的で面白いものであることの証明と言えるでしょう。

②創作のプロセス:閉鎖的環境が生む「純度100%」の笑い

次に、彼らのネタ作りのプロセスが、その唯一無二性を強固なものにしています。

お笑い評論家のラリー遠田氏が「コントを量産する工場」と表現したように、彼らの創作活動は驚異的な生産性を誇ります。

年間で約300本、これまでの持ちネタは8000本にものぼると言われ、その全てが放送作家やマネージャーといった第三者の意見を一切介さず、後藤さんと福徳さんの二人だけで生み出されています。

この極めて閉鎖的な環境は、「余計な意見」に創作の純度が薄められることなく、二人の間で起こる化学反応のみを頼りにネタを創り上げることを可能にしました。

だからこそ、ジャルジャルのコントは常に「ジャルジャル濃度100%」を保ち、誰にも真似のできない独創性の源泉となっているのです。

この徹底したこだわりと職人的なスタイルが、「機械のように正確無比」と評されるほどの完成度の高いパフォーマンスへと繋がっています。

③芸人としての在り方:「コント師」としての揺るぎないアイデンティティ

そして最後に、彼らが一貫して「コント師」、つまり「ネタを創り演じる者」としてのアイデンティティを貫いている点が、ジャルジャルを特別な存在にしています。

多くの芸人がキャリアを重ねるにつれて、テレビタレントや司会者へと活動の軸足を移していく中で、ジャルジャルはあくまでネタ作りを活動の根幹に据え続けています。

先輩芸人から「早くネタをやる段階を終わって、次のステップに行くべき」と助言された際も、「こんな楽しいのになんでやめなあかんのかな」と語ったように、ジャルジャルの根底には損得勘定を超えた純粋な創作意欲があります。

このブレない姿勢が、テレビのひな壇では見えにくい「職人」としての魅力を放ち、流行り廃りとは無縁の、彼らの作品そのものを深く愛する熱狂的なファン層を形成しました。

ジャルジャルの孤高のスタイルは、YouTubeという新しいプラットフォームでファンと直接繋がることにより、現代における新しい芸人の在り方を示しているのです。

支持される理由

ジャルジャルが多くのファンから熱烈に支持される理由は、多岐にわたります。

理由1:ジャルジャル独自のスタイルを一貫して貫き通してきた姿勢

デビュー当初は「とがっている」と批判されることもありましたが、時代や流行に流されることなく自分たちの信じる笑いを追求し続けた結果、それが「ブレない魅力」として再評価されるようになりました。

2017年の『M-1グランプリ』で見せた福徳さんの涙は、これまで「人間味がない」と見られていた彼らのイメージを覆し、多くの視聴者に感情移入させる大きなきっかけとなりました。

この一件で、彼らのネタにかける真摯な情熱が伝わり、応援するムードが一気に高まりました。

理由2:ジャルジャルの円熟性

また、彼らの年齢が上がったことも、ファン層の変化に影響しています。

福徳さんが分析するように、若い頃は年上の男性から笑いを取るのが難しかったものの、彼らが30代になったことで、年下の20代〜30代前半の男性ファンが急増しました。

これは、ジャルジャルのYouTubeチャンネルの視聴者層とも一致しており、新たな支持層を獲得したことを示しています。

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Youtubeでの大躍進

ジャルジャルのキャリアを語る上で、YouTubeでの成功は欠かすことができません。

ジャルジャルはテレビでの露出が減少していた時期から、いち早くYouTubeを主戦場と定め、新たな活路を見出しました。

2018年に開設されたメインチャンネル「JARU JARU TOWER」では、「毎日1本のコントを配信する」という前代未聞の試みを続けています。

この戦略が、テレビ離れが進む若い世代の心を見事に掴みました。

テレビ番組の尺に収まらないような実験的なコントや、マニアックな設定のネタも、YouTubeならば自由に表現できます。

視聴者はサブスクリプションサービスのように毎日新しいネタを楽しむことができ、これが熱心なファン層の形成につながりました。

 

さらに、コント内のキャラクターに焦点を当てたサブチャンネル「JARU JARU ISLAND」の開設や、オンラインサロンの会員をコントに出演させるなど、ファンを巻き込んだ斬新な企画も次々と展開しています。

これらの活動は、ジャルジャルが単なるコント師ではなく、新しい時代のコンテンツクリエイターであることを証明しました。

Youtubeの収益

ジャルジャルは、YouTubeを主軸に置くことで、テレビ出演に依存しない新しい収益モデルを確立しました。

ある番組での試算によると、YouTubeの広告収入、オンラインサロンの会費、そして単独ライブのチケット収入などを合計した年収は、約2億円にものぼるとされています。

これは、テレビのレギュラー番組がゼロであるにもかかわらず達成された数字であり、お笑い界においては極めて異例のことです。

ジャルジャルは、自らの手で作り上げたコンテンツを直接ファンに届け、そこから収益を得るという、まさに現代的な成功モデルを体現しています。

YouTubeでの成功によって安定した収益基盤を築いたことで、彼らはより自由に、そして純粋に自分たちの面白いと思うコント作りに集中できる環境を手に入れました。

テレビのギャラに頼ることなく、自らのクリエイティビティだけで成功を収めた事実は、彼らがコント師としてのスキルを極めてきたからこそ成し得た偉業と言えるでしょう。

 

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まとめ:ジャルジャルが嫌われる理由と今後の可能性

お笑いコンビ・ジャルジャルが一部で嫌われる主な理由は、そのシュールで独特な芸風にあります。

一つの設定を執拗に繰り返すスタイルは視聴者の好みを大きく分け、過去の「人間味がない」「とがっている」といったイメージや、2011年のテレビ番組での炎上事件も、アンチを生む一因となりました。

ジャルジャルの芸風を苦手と感じる人々は、より分かりやすい笑いを好む傾向があると考えられます。

 

しかし、彼らの人気の秘密と本質は、まさにその独創性にあります。

トークや一発ギャグに頼るのではなく、緻密に計算されたコントの面白さだけで勝負するスタイルは、ダウンタウンの影響が色濃いお笑い界において唯一無二の価値を放っています。

その圧倒的な創作意欲は年間300本ものネタを生み出し、ファンを強く魅了しています。

長年そのスタイルを貫き通す姿勢や、M-1グランプリで見せた涙は多くの人々の共感を呼びました。

 

特に彼らの成功を決定づけたのが、YouTubeを主戦場とし、毎日ネタを投稿するという前例のない戦略です。

これによりテレビに依存しない新たな収益モデルを確立し、年収2億円とも言われるほどの成功を収めました。

今やジャルジャルは単なるコント師ではなく、新時代のコンテンツクリエイターとして評価されています。

結論として、ジャルジャルの芸風は好き嫌いがはっきりと分かれますが、その圧倒的なネタの質と量は多くの人々から高く評価されています。

ジャルジャルが築き上げた独自の世界観は、これからもお笑い界に大きな影響を与え続けることでしょう。

 

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